運気と自己能力を高めて私だけレベルアップな件

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スピリチュアル物語、この辺りで一旦終わりにしようと思った件

 小説を書こうと思い色々といじっていますが、

話が終わらない可能性も高まっています。もう少し深堀して書いて行けば良いですが、よくあるあるなパターンで人気が出なくて強制終了、世界観を広げ過ぎて、話を回収できなくなり、うやむやな形で終了パターンもあります。

 新たな日常の中で

あの事件から数年が過ぎた。

寮は、以前のような霊的な対決を避けるようになっていた。高校時代の壮絶な戦いを経て、彼は霊能力を使って直接的に悪霊と対峙することの危険性と限界を痛感したのだった。また、涼子先輩や他の人々を巻き込むことの重さも心に刻まれ、彼はもっと平和的な方法で人々を助ける道を模索するようになった。

彼の新たな生活は、スピリチュアル雑誌の編集部での仕事に集中することから始まった。編集部では、彼の霊的な知識と経験を活かしたコラム「簡単な心霊現象の対策とアドバイス」を担当することになった。このコラムは、読者からの質問に答える形式で進められており、多くの人々に役立つ情報を提供していた。


 新しい挑戦

寮のコラムは、すぐに読者からの大きな反響を呼んだ。毎週届く読者からの手紙やメールは、彼が提供するアドバイスがどれほど人々の生活に役立っているかを示していた。

「寮さん、いつもコラムを楽しみにしています。最近、自宅で奇妙な現象が起こって困っています。助けていただけませんか?」

寮は手紙を読み、自分が提供する情報が直接的に人々を助けていることに喜びを感じた。彼は読者に向けて、基本的な浄化の方法や、家を守るためのアドバイスを丁寧に説明した。

「自宅での奇妙な現象にはまず、家の浄化を行うことが大切です。ホワイトセージを焚いて家中を巡らせ、邪気を払ってください。また、玄関に盛り塩を置くと良いでしょう」と記事に書いた。

彼のコラムは徐々に人気を集め、読者からの感謝の手紙も増えてきた。ある日、編集長が寮のデスクにやってきた。

「寮君、新しいコラムが非常に好評だよ。もっと幅広いテーマで書いてみないか?」

「例えば、どんなテーマですか?」寮は興味津々で尋ねた。

「読者からのリクエストも増えてきているから、心霊現象だけでなく、スピリチュアルな体験談やヒーリングの方法についても取り上げてみてはどうかな?」

寮は少し考えてから頷いた。「分かりました。新しいテーマで記事を書いてみます。」


 由香との再会

一方、由香も独立してカリスマ占い師、ヒーラーとして人気者になっていた。彼女のサロンは連日予約でいっぱいで、多くの人々が彼女のアドバイスを求めて訪れていた。

ある日、寮は由香のサロンを訪れた。

「受付のスタッフに由香の知り合いの寮と言う者です。由香さんは、いらっしゃいますか?」

スタッフはすぐに由香に取次ぎ、しばらくして寮の前に現れた。

「久しぶりだね、由香。」

「寮君、久しぶりだね。」由香は微笑んで迎えた。

二人は近くのスターバックスコーヒーに出かけ、昔の話や最近の出来事について語り合った。

「私たちは、あの事件をきっかけに自分たちの無力さを痛感したわ。でも、こうやって私たちにできることはないか考えたんだよね。」由香は懐かしそうに言った。

「そうだね。今は、直接戦うことはできなくても、こうして人々に役立つ情報を提供することができる。」寮は頷いた。

「数年前の村人の洞窟事件の時…あの前に、私たちはさらに強力なアチューンメントを受けたり、浄化グッズ、パワーストーンを集めて挑んだけど、まったく太刀打ちできなかったんだ。」

「それでも、何とかあの悪霊に捕まらないで逃げることはできたんだ。村人にも、あの洞窟に近寄らないことと、お守りや浄化のパワーストーン、お香を渡して、村にまで被害が及ばないように手を施してきたけど、それ以上はどうすることもできなかったね。」

寮は由香の話に頷いた。「本当に村の人たちを救うことはできなかったのは確かなことだ。」

「確かに、そうだけど、今の僕たちにはどうすることもできないことを認める勇気も必要だったと思う。僕たちは、神様ではないからね。」

「寮君は神様になりたいと思ったことはある?」

「僕が神様になるだって?アハハハ…僕が神様になってしまったら、この世界もおしまいだね。」

由香もつられて笑い出す。「私たちが神様になるなんて、可笑しくて笑っちゃうよね。」

寮はしばらく経ってから話し出す。

「僕たちは、この世界に生まれてきて目の前の出来事に追われて、このまま年を取っていくんだろうか?毎日、目の前のことに追われて同じことの繰り返しで、いつの間にか大人になり社会人になり、このまま人生は終わりなのかな…」

「由香も占い師として色々な人の人生を占って、人生を見てきているよね。それぞれの運気があって、年齢によって運気も変わり、人生のタイムラインがあり、その流れに逆らって行くことは無理なんだろうか?」

由香も答える。「人の運命、人生って何だろうね。多分、私たちも人生の寿命からは逃れることも逆らうことも無理なんだよね。」

「私の人生は、82歳まで。82-27=55。後55回、お正月を迎えて誕生日を迎えたら、人生が終わることになるんだよ。この世からさようならする時が来るんだよ。」

「僕も、後、何年生きるんだろうか?」

由香が答える。「寮君は私より6年長生きするんだよ。」

寮はその話に軽く笑顔で答える。「由香の方が先に居なくなるんだな。ちょっと寂しいな。」

由香が笑顔で答える。「天国で先に待っているからね。」

寮が答える。「いいな、僕より6年も先に天国に行けるなんてちょっと羨ましいかな。」


 新たな展望

寮は今後も、読者に役立つ情報を提供することを目指し、スピリチュアルな知識を深めていく決意を新たにした。彼の新しい挑戦は続き、多くの人々に希望と勇気を与えていくことになるだろう。

由香もまた、自分の能力をさらに高め、多くの人々を癒し続ける道を選んだ。彼女のサロンはますます繁盛し、彼女の名声は広がっていった。

「寮君、私たちがこうやって自分の道を進んでいるのを見ると、本当に嬉しいわ。」

「由香、僕たちは過去の出来事を乗り越えて成長しているんだね。これからもお互いに支え合って頑張ろう。」

こうして、寮と由香はそれぞれの道で活躍しながら、時折再会しては昔の話に花を咲かせる日々を送ることになった。

 

 あとがき

 

社会人の寮君の話も、いくらかまとまって来ました。

 

 高校生時代は悪霊との戦いで社会人になってからも、

戦うシーンもありますが基本的に、対応できない事件もあります。

 

 方向性を変えて行く流れを作り、

この後、涼子先輩が悪魔の手に掛かって亡くなることをきっかけに、

新しい章に入ります。

 

 力を取り戻して

洞窟の浄化を行った後、次のステージに進む話になります。

 

 

 精神世界の話が強くなる方向で考えています。