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スピリチュアル物語 社会人時代の寮のエピソードの件

 高校生時代の寮君は、霊能者として最強レベルの設定ですが、

社会人時代は、霊力も大幅にダウンしている設定になっています。

そういった社会人時代のエピソードを書いてみました。

 

「社会人編 寮の日常 - 心霊スポットの取材」

 社会人としての新たな挑戦

 社会人となった寮は、スピリチュアル雑誌の編集部で働き始めた。そこで出会った先輩編集者の涼子と共に、心霊スポットやパワースポット、霊能者の元を訪れ、多くの取材を行ってきた。ある日、編集部に新たな心霊スポットの取材依頼が舞い込んできた。


「涼子先輩、今回の取材先はどこですか?」寮は興味津々で尋ねた。

「ある祠がある心霊スポットよ。最近、そこでは次々と行方不明者が出ているらしいわ。編集長が大スクープだって大興奮しているの。」涼子は目を輝かせて答えた。
しかし、寮はその話を聞いて心に不安を感じた。高校時代にシャミィと共に悪霊を浄化した事件の記憶が蘇ってきたのだ。「涼子先輩、その取材は避けた方がいいと思います。何か非常に危険な気配を感じます。」

 

「寮君、こんなスクープはめったにないのよ。編集長に掛け合ってでも行かなきゃならないわ。」涼子は意志を曲げなかった。

 危険な取材


涼子先輩と他のメンバーで取材に行くことになったが、寮はその危険性から自分も同行することを願った。「先輩、僕も一緒に行かせてください。この場所には何か不穏な気配があるんです。」


「分かったわ、寮君。あなたがそんなに言うなら、一緒に行きましょう。」涼子は寮の強い意志を感じ取り、同行を許可した。寮は高校時代の同級生である由香に連絡を取った。由香は現在、占いショップのスタッフとして働いており、霊的な力を高めるために多くのアチューンメントを受けていた。


「由香、実は今回の取材先が非常に危険な場所なんだ。君の力が必要なんだ。」寮は由香に事情を説明した。「分かったわ、寮。私も力を貸すわ。その場所に行く前に、高校の時に借りていた古文書を持っていくね。あの古文書には、重要な術が記されているから。」由香は快く協力を約束した。

準備と出発
 由香は占いショップの店主から古文書を借り受け、寮と合流した。「この古文書には、祠の封印を解く方法と悪霊を浄化する術が書かれているわ。寮、この本を持っていると霊力がある程度回復するはずよ。」
「ありがとう、由香。君の助けが本当に頼りになるよ。」寮は感謝の気持ちを込めて言った。由香はさらにパワーストーンショップから、様々な魔除けアイテムを調達してきた。聖水、お香、お守りのアミュレット、塩など、万全の準備を整えた。「これらはすべて魔除けの効果があるわ。取材の間、これを使って身を守りましょう。」
取材現場への到着
取材班は、寮と由香の合流後、祠のある低山へと向かった。寮は心の中でシャミィとの過去の戦いを思い出しながら、由香と涼子先輩と共に山を登った。
「この山、どこか高校時代に登った山と似ているな…」寮は呟いた。
「寮君、気を引き締めて行きましょう。何が待っているか分からないわ。」涼子は真剣な表情で言った。
取材班は祠の近くに到着し、その周囲を調査し始めた。古びた祠は、不気味な雰囲気を醸し出しており、何か得体の知れない力が漂っているのを感じた。
「皆、気をつけて。この祠には強力な邪気が満ちている。」寮は警戒を強めた。
由香は持ってきた聖水を祠の周囲に撒き、お香を焚いた。「これで少しは邪気を抑えられるはずよ。」


 祠の封印を解く


由香が古文書を広げ、その内容を読み上げた。「この祠の封印を解くには、特別な儀式が必要なの。そして、その後に悪霊を浄化するための術を使うわ。」
寮は由香と共に儀式を始めた。周囲には涼子先輩や他の取材班が見守る中、寮と由香は古文書に書かれた通りに儀式を進めていった。

 


「皆さん、少し後ろに下がっていてください。」寮は注意を促した。
由香が唱える呪文と共に、寮はプロテクションシールドを展開し、周囲の邪気から皆を守った。次第に、祠から黒い霧のようなものが立ち上り、強力な邪悪な存在が現れた。
「これが…祠の中に封じられていた悪霊か…」涼子は息を呑んだ。
由香は聖水を使って浄化の儀式を行ったが、悪霊にはほとんど効果がなかった。「なんてこと…この悪霊、強すぎる…」


「由香、下がって!」寮は咄嗟に叫び、古文書を手に取った。古文書の力で、寮の霊力が徐々に回復していくのを感じた。「僕がやるしかない…」
寮は古文書に書かれている強力な霊を召喚する呪文を唱え始めた。「霊よ、我が呼びかけに応じて、我らを守りたまえ!」


 強烈な光と共に、強力な霊が現れ、悪霊と対峙した。激しい戦いが繰り広げられ、寮は時間を稼ごうと必死に戦いを見守った。しかし、10分が経過し、召喚された霊は消え始めた。

「まだだ…あと少しなのに…」寮は焦りながら、最後の手段を考えた。「古文書を使って、悪霊を封じるしかない…」


 最後の手段


寮は古文書に記された浄化の呪文を唱え始めた。「この古文書と引き換えに、悪霊を浄化せよ!」古文書が光を放ち、悪霊を吸い込み始めた。強烈な力が働き、悪霊は次第に消えていった。その瞬間、古文書は勢いよく燃え始め、灰となって消滅した。
「やった…悪霊が消えた…」寮は疲れ果てながらも、安堵の表情を浮かべた。
 


悪霊が完全に浄化された後、取材班は無事に帰還した。涼子先輩は寮と由香の力に感謝し、素晴らしい取材を終えたことを喜んだ。「寮君、由香さん、本当にありがとう。あなたたちのおかげで無事に取材を終えることができたわ。」涼子は深く頭を下げた。


「涼子先輩、僕たちも無事に終わって良かったです。」寮はほっとした表情で答えた。
由香も笑顔で言った。「これからも協力して、多くの人々を助けていきましょう。」
寮は新たな力と共に、さらなる試練と冒険が待つ未来へと歩みを進めた。彼の旅はまだ終わらない。新たな使命と共に、彼はこれからも多くの人々を救い続けるのだった。

 その後、ポータルから異次元に取り込まれていた行方不明者が解放され、姿を現した。神隠し事件の真相としてスクープとなったが、オカルト雑誌以外では取り扱われず、事件はうやむやにされてしまった。


 寮は由香にお礼を言った。「由香、本当にありがとう。君の助けがなければ、ここまで来ることはできなかった。」由香も笑顔で答えた。「やっぱり、高校時代の寮君でないと、こんなことに関わるのは危険よ。涼子先輩、今後は気をつけてくださいね。」
涼子は呆然としながらも、寮と由香の力を再認識し、深く感謝した。「寮君、由香さん、本当にありがとう。あなたたちのおかげで無事に取材を終えることができたわ。」
寮と由香は、これからも協力して多くの人々を助けることを誓い、新たな冒険へと歩みを進めた。

新たな事件の予感

スピリチュアル雑誌の編集部に戻った寮と涼子先輩は、心霊スポットでの出来事を振り返っていた。

 

「寮君、あの時のあなたの勇気と判断力には本当に感心したわ。これからもよろしくね。」涼子は寮を褒めた。「先輩も冷静に対応してくださって、ありがとうございます。でも、あの祠に封印されていた悪霊、一体何だったんでしょうか…」寮は疑問を口にした。

 

そんな矢先、編集部に一本の電話が入った。電話の主は、とある村の村長だった。

「助けてください!我が村では最近、次々と人が行方不明になっているんです。村の者は皆、山の奥にある洞窟に原因があると噂しています。どうか、調査をお願いできませんか?」村長は切羽詰まった様子で訴えた。

 

涼子先輩は寮と目を合わせ、頷いた。「分かりました。私たちで調査に向かいます。」


村での調査

寮と涼子先輩は、由香を再び呼び出し、三人で村へと向かった。村に到着すると、不安げな村人たちが出迎えた。

「この村は山に囲まれているので、昔から山の神様を信仰しているんです。でも最近、山の洞窟から不気味な声が聞こえてくるようになって…」村長は恐る恐る説明した。

寮は直感的に、この事件にも邪悪な存在が関わっていると感じた。「村長、その洞窟へ案内してもらえますか?」

一行は村長に案内され、山の中腹にある大きな洞窟へとたどり着いた。洞窟の入り口からは、薄気味悪い空気が流れ出ていた。

「皆さん、気をつけてください。この洞窟、普通じゃありません…」由香は身震いを感じながら言った。


 洞窟への潜入

寮と涼子、由香の三人は、洞窟の中へと足を踏み入れた。洞窟内は暗く、どこか不気味な雰囲気が漂っていた。

奥へ進むにつれ、次第に強い邪気を感じるようになった。「みんな、警戒を怠らないで。何か、近づいてきている…」寮が注意を促した。

するとそのとき、突然洞窟の奥から、黒い影のようなものが現れた。影は徐々に形を変え、巨大な化け物の姿となった。「な、なんなのよアレは!?」涼子が思わず悲鳴をあげた。

 

「村人を襲っていた存在は…このバケモノだったのね…!」由香も息を呑む。

化け物は恐ろしげな形相で、一行に襲いかかってきた。

「まずい…この化け物、あの祠の悪霊よりもさらに強力よ!」由香が叫ぶ。

寮は必死に考えた。このままでは皆が危ない。何とかしなければ…!


 無力感と逃走

寮は洞窟の壁に描かれた古代の文字に目を留めたが、古文書が失われた今、その力を引き出すことはできなかった。

「ダメだ、これでは…」寮は絶望感に襲われた。由香もまた、自分の力が全く通じないことに気づき、顔を青ざめた。

「涼子先輩、このままでは危険です。撤退しましょう!」寮は決断した。

「でも、村人たちが…」涼子は戸惑ったが、寮の真剣な表情を見て頷いた。「分かった、急いで戻りましょう。」

三人は急いで洞窟を抜け出し、村へと戻った。


 絶望的な現実

村に戻った寮たちは、村長に事の次第を説明した。「村長、私たちではあの化け物に対抗する手段がありません…」

村長はがっかりした表情を浮かべたが、無理もない状況だった。「そうですか…でも、諦めるわけにはいきません。何とか他の方法を探してみます。」

寮は無力感に打ちひしがれながらも、村を離れることを決断した。


 新たな決意

村を後にした寮たちは、車の中で沈黙していた。涼子先輩は感慨深げに語った。「寮君、由香さん、今回は本当に悔しい結果になったわね。でも、これも現実よ。」

「先輩、僕たちの力ではまだ足りないようです。これからもっと精進して、いつかは人々を救えるようになりたいです。」寮は静かに語った。

由香も頷いた。「そうね。私たちはもっと修行し、強くならなければならないわ。」

こうして寮たちは、新たな決意を胸に秘めて、さらなる試練と冒険に立ち向かうことを誓った。力を失い、一時的に無力となった彼らだが、それでも人々を救うために歩みを止めることはなかった。

 

スピリチュアルな力を取り戻し、再び強大な存在に立ち向かう日を夢見て、彼らの旅は続いていくのだった。

 

 あとがき

 

 社会人編で古文書の消失エピソードを書いてみました。

後、社会人になった由香さんは、占いショップのスタッフとして働いていますが、物語の中で現時点では寮君のグループ最強戦力になっています。

 

 古文書のパワーもいくらか強い設定ですが、

能力者のパワーに比例する設定にしています。

 

 いちお、今回で

寮君のスピリチュアルパワーは最弱レベルに落ちています。

 

 これで洋館の取材で悪魔に襲われてしまい

涼子先輩は亡くなる死亡フラグを立てています。

 

 由香さんは、どうして洋館に取材同行しなかったの?

と、尋ねられると、洋館はただの心霊スポットとして簡単な取材で終わる予定だったからです。いつも最大戦力で取材する事は、無いので、事前情報では危険度は10の内、1から3くらいの想定での取材で出かけたと考えています。

 

 強い存在になると、逆に気配を消す事も出来る話もあります。

 

 古文書も、かなり凄いパワーが秘められていましたが、

今回の戦いの最終手段として燃えて無くなってしまったので、悪魔との戦いまで温存して所有していたら、涼子先輩も助かったかも知れませんが、悪魔の罠の誘いも古文書の消失目的と次の悪霊との戦いで戦力を見定めていたと考えています。

 

 噛ませ犬的に試して、敵戦力を推し測っていたのかも知れません。

 

 村人もある意味、操られていたとも考えられます。

 

 社会人になってからは知識や経験はあっても、

能力が低下しているので、実践では弱い状態になっています。

 

 実際には、シャミィさんとリリイさんが、寮君を監視していて、

高校時代に学校の地下室で見逃した悪魔の餌として利用しています。

 

 ポータルで逃げられた事に気付いていて、

本来の目的は、この悪魔を浄化する事が使命だったので、

再び、おびき寄せる為に仕掛けたトラップ。と、いった設定です。

 

 悪魔も寮君のスピリチュアル能力を奪う謀略を立てて

悪魔の手下を使って葬ろうとしますが、その悪魔は高校3年生の

仲間の協力によって倒します。

 

 その事に気付いてシャミィさんとの話し合いで

リリスさんも寮君の前から離れた振りをします。

 

 悪魔もシャミィさんの攻撃を受けて

ダメージを受けており、社会人になった寮君の弱体化と、

ダメージの回復状況から確実に倒せると考えて洋館に誘う罠の話になります。

 

 今回は、悪魔が寮君の力を試す為の謀略で撤退した話です。

悪魔が直接、寮君を葬る事ができると確信したエピソードとして考えています。